ごあいさつ

院長 山本 太郎

これまで、大学や政府機関、国際機関等で集団としての人々の健康を考え、実践してきました。舞台はアフリカやアジアを中心とした開発途上国でした。いわば人間としての「大きな物語」と言えるかもしれません。そのなかで、一人ひとりの「小さくても大切な物語」にも多く出会いました。これからは、一人ひとりの人生の「小さくても大切な物語」に寄り添った医療を行なっていきたいと考えています。よろしくお願いします。

奥沢診療所
院長 山本 太郎

略歴

1964年3月1日
広島県竹原市に生まれる
1990年
長崎大学医学部卒業
1990−1991年
市立札幌病院救急部レジデント
1995年
長崎大学大学院博士課程修了(博士医学)
1998年
東京大学大学院博士課程修了(博士国際保健学)
1998−2000年
長崎大学熱帯医学研究所・助手
2000−2001年
JICAジンバブエ感染症対策プロジェクト・チーフアドバイザー
2001−2004年
京都大学大学院医学系研究科国際保健・助教授
2002−2003年
ハーバード大学公衆衛生大学院特別研究員(武見フェロー)
2003−2004年
コーネル大学医学部感染病内科・客員助教授
ハイチカポジ肉腫日和見感染症研究所上級研究員
2004−2007年
外務省国際協力局課長補佐(国際保健政策担当)
2007−2024年
長崎大学熱帯医学研究所国際保健学分野教授
2022年
皇居にて天皇・皇后両陛下に「感染症の歴史」をご進講
2024年−
長崎大学名誉教授

学位

  • 博士(医学)
  • 博士(国際保健学)

受賞

2007年
武見奨励賞
2017年
日本医師会 第70回優功賞

主な著書

  • 『疫病と人類 新しい感染症の時代をどう生きるか』(朝日新書)2021
  • 『ウイルス・感染症と「新型コロナ」後の私たちの生活 全六巻』①人類の歴史から考える②人類の知見と勇気を見てみよう③この症状は新型コロナ?④「疫病」と人類など(新日本出版社)2021
  • 『抗生物質と人間――マイクロバイオームの危機』(岩波新書)2017
  • 『人はなぜ太りやすいのか―肥満の進化生物学』山本太郎訳(みすず書房)2017
  • 『失われていく、我々の内なる細菌』マーティン・J・ブレイザー著 山本太郎訳(みすず書房)2015
  • 『エイズの起源』ジャック・ペパン著 山本太郎訳(みすず書房)2013
  • 『感染症と文明-共生への道』(岩波新書)2011
  • 『大地震のなかで 私たちは何をすべきか』分担執筆(岩波新書)2011
  • 『ハイチ いのちとの闘い』(昭和堂)2008
  • 『新型インフルエンザ 世界がふるえる日』(岩波新書)2006
  • 『感染症疫学-感染性の計測・数学モデル・流行の構造』山本太郎訳(昭和堂)2006
  • 『エイズ-ウイルスの起源と進化-』山本太郎訳(学会出版センター)2001
  • 『国際保健学講義』(学会出版センター)1999

学位

  • 長崎大学名誉教授
  • 日本医師会認定スポーツ医
  • 日本医師会認定産業医
  • 日本登山医学会専門医
  • 元日本熱帯医学会常任理事(庶務・会計担当)
  • 元日本国際保健医療学会会員理事
  • 日本登山医学会会員
  • 日本生理人類学会会員
  • 日本医師会国際保健検討委員会委員
  • 日本医師会武見フェロー選考委員